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ツイッターで何度か「君の名は。」という文字を何度か見てはいたのですが、全然気がなくて検索すらしていませんでした。
しかし、おととい辺りにやっぱりタイトルを見て、検索してみたら、
「あ、これ、アセクシャル的に、見ておかないとやばいやつじゃん!」
って、個人的に思って、勢いで、次の日に見に行って来た次第です。
1個人の恋愛感のない感想ですが、読んでいただけると幸いです。
■田舎女子と都会男子
どこまでネタバレなのかわかんないので、結構気をつけるように書いてみますが、バレてしまってたらごめんなさい。
あと、たぶん女の子目線で書いてしまうような気がします。
予告編見る限りでは、男の子と女の子が入れ替わっているというお話なんですよね。
女の子(三葉)は、夢を境に、入れ替わって、都会の男の子(瀧)になれた。
男の子の友達やらバイト先やら全くわかってなくて、一人称から困ってたのは面白かったなぁ..と。
女の子が入っている男の子のしゃべり方がとても怪しかったのですが(笑
ネタ的にはとてもよかったと思います。
ノリがよかったし、絵も人物、背景ともによかったです。
ちょっと残念だったのは、新宿の交差点でやるオープニングテーマと共に信号をひたすら光らせるのが2回あったりとか、都会の電車の閉まるシーンが少し多くて、くどい感じがしました。
美濃太田行きの普通電車が出てくるのですが、あれ、きっとワンマンなんだと思います。どう見ても昔の高山線の電車にしか見えないんですよね。
名鉄の、今は無き、特急北アルプスの色をしていますし。
作中では、確か、1両編成だったぞ?
美濃太田駅までは、名古屋駅から特急ワイドビューひだで約45分、在来線で約60分のところにあります。

美濃太田駅ホーム。JRと長良川鉄道含め、5番線まであるのに、架線のない、すっきりとした駅なのです。
■神社のしきたり
あのおばあさんの名前は「一葉」、主人公は「三葉」、妹は「四葉」という名前なのですが、途中で気がついて、「二葉」さんがいないことと、結果として、「一葉」「三葉」「四葉」の女子3人暮らしになってしまったのは、神社的な意味合いがあったのですね。
神社の行事を、その家系に生まれてしまったから、必ずやらないといけないってのはつらいかもしれないです。
でも、その根っこがこの映画の中で見えたような気がします。
うん。誰もが、それぞれの家系に生まれていると思いますが、そこでやらないといけないことは宿命だと思うのです。
自分は、逃げずに、今、ここにいる自分がいて、身動き取れない状態が宿命だと思っています。
家の仏壇の中にありえないほど位牌がありますし、座敷に遺影が結構ずらりと並んでいます。
作中では部屋の辺の1つでは並びきれずに、90度折れて、また左端から並んでましたね。
■遺影はある時期が過ぎたら棚に片付けるといいらしいです
亡くなった⼈の写真(遺影を含む)にはその⼈の思念が宿ります。亡くなってしばらくたったら、部屋に飾らずに棚にしまっておきましょう。そして⾒たいときに取り出して⾒るようにしたほうがよいです。
これはたとえ親族であっても同じです。むしろ親族の写真をいつまでも部屋に飾っておくと、その親族が⼼配してあなたの様⼦を⾒に来ます。そして霊障を出したり、いつまでも幽界をさまよってしまいます。そうなると、あなたに悪運がふりかかるのです。
ということですので、一区切りしたら棚に片付けるようにした方がよいみたいです。
となると、三葉の家は親族の霊障が出たり、幽界をさまよっている状態だったってことになるのかもしれませんね。
他には、占い師さんには、毎日のようにお経をあげなさいと言われたけれども、それはさすがに追いつかなくて..
でも、先祖供養は大事なので、お墓は近くに作ったことですし、できることはやっていきたいと思っています。
■ラストシーン
最後の方で、間接的な告白をするのですが、アセクシャル的には、お互いの追っかけしただけでもう告白?? って感じでした。
別にただ会いに行っただけだけじゃん?
むしろ、アポなしで会いに行ったらストーカー呼ばわりされる世の中ですから、映画の中では仕方がないにしても、現代の世界ではやれないことだよなーって思いました。
もう少し、関係性深めてからでも.. というか時間がなかったか..
ラストも、あそこで終わりにするのはちょっと手前過ぎかな~って思いました。
なんかもう少し会話が見たかったです。
ちょっと辛口多めだったかもしれないですけど、こんな感じの感想でした。
女の子に感情移入しすぎて、中盤あたりからぼろぼろと涙してました。
〔参考〕